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2004年 11月 20日
見たくないものを視る
年末の大掃除を、私は数年サボっている。
大体、年末から大風を引くのがここ数年の社長!のパターン。
インフルエンザで一週間ほどお風呂に入れず、
垢にまみれた寝正月も経験した(TOT)。
こんな独身女性ってイタ~ィよなぁ。

さて、今日は実家に帰ったのだが、これから少しずつ大掃除を始めようと思う。
実は、見たくないモノが、ここには沢山ある。
最近、瞑想を通じて、「意識的に避けていたことを敢えて蒸し返す」という
作業をしようと決心をしたのだった。




封印したものを敢えて蒸し返す作業は、私にジリジリとストレスを与えた。
意識的に忘れようとしたモノだから、勿論それをどこにしまったのか分かっている。

写真や手紙にはじまり、ガイドブックや書類の数々、
貰った物、お気に入りだった音楽CD、片方しかない靴下etc・・・。
全部見てやろうと思った。そして、必要の無いものを捨てる事を決心をした。

けれど、カードを開いた瞬間、緊張が途切れた。

「私は、あなたの全てを受け入れたい。
あなたの環境、今まで生きてきた中での、苦しみや悲しみや喜びの全て。
そしてこれからのあなた、そして私との関係。」

ある時、「ただ、黙って、ありのままを愛してくれないか」そう静かに言ってから、
あの人は今にも泣き出しそうな表情をした。

どうして単純な事がこんなにも難しく、苦痛が伴うのか。

あの時、私は、自分のエゴを突きつけられた感じがした。
思わず、その場から逃げ出したくなった。
胸が締め付けられるような苦しみと痛みを感じたからだ。
その後も、私は、勇気が無く、色々な言い訳を作って逃げていた。

あの人は忍耐強く私を待ったけれども、我慢にも限界があった。

それから、受容性(ありのままを愛す)と言う言葉が、頭から離れない。
あなたはあなた、わたしはわたし。
そこにもっと愛を感じるべきだったのだ。
by uranai_ex | 2004-11-20 03:27
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